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グリーンファントムクォーツ(フックサイトインクォーツ)

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グリーンファントムクォーツ(フックサイトインクォーツ)

グリーンファントムクォーツ(フックサイトインクォーツ)

マダガスカル産のグリーンファントムガーデン、の呼び名の方がよく使われているかと思います。

ファントムクォーツは、水晶(クォーツ)が成長していく中で、地熱などの環境の変化によって成長が止まり、また成長をはじめていく際に 他の物質が含まれています。

この鉱石の場合だとフックサイトと呼ばれる成分が混入しています。
フックサイトは和名:クロム雲母。
クロムはたいてい白銀色なのですが、よく絵の具で使うビリジアングリーンはこのクロムを酸化させたりしたら出てくる緑なのだそうです。
(うーん。科学反応式忘れたー。わかんねー。)

しかもグリーンアベンチュリンもこのクロムが含まれているからこそのグリーンのようです。
クロム繋がりのお仲間さん、多いなぁ。

ファントムは、外側と中では違う物質で形成されている部分が在るため、 山のような形が内側に見られたり、まるでとんぼ玉のような模様になっていたりします。

石ってものすごい時間をかけ、かつ、環境条件によって「育っていく」ものなのだというのが、 改めてハッキリわかるのがファントムクォーツです。

和名では幽霊水晶・幻影水晶と呼ばれています。 色味も内包物によってさまざまですが、中でもこのマダガスカル産グリーンファントムクォーツは、 産出量の少なさ・色の鮮やかさから好まれることが多いです。

ガーデンクォーツの渋い色目に慣れている時にこの石を目にして、「なんて美しいミントグリーン!」と 感動してから、ひたすら探してやっと手が届く価格と質のものを見つけました。


このファントムクォーツ独特の成長の仕方から 『停滞した状況の打開』や、『困難を乗り越える克服の象徴』とされています。

また、『再生』もキーワードです。

水晶ってあまりにも出回りまくっているので、なんだか地味な役回りに感じてしまうのですが、 光の三原色を全て合わせると、実は「無色」になります。

自然色の究極が実は水晶の「無色透明」なのです。

その無色の中でぐいぐい育つ筍のようなパワフルさがあるのがファントムクォーツ。

この石のみのブレスを作るのは簡単ですが、私自身はこの石のみ、だと、勢いに追いつけません;;

タンブルカットの大きめピアスを持っているのですが。
でかいー重いー強いーなにこれー!?ってなったので、一旦、部屋のインテリアにしました。

好きなのになんでだろう?って思っていたら、実はこのお方、『インナーチャイルドを見出す』『インナーチャイルドをケアする』石なのだそうです。

うわー・・・そらイキナリはしんどいわ・・・、と自分でなんか納得してしまいました。

今、自分の課題になっているものの原因・起因が、自分の子ども時代にある、ということにうっすら気づいている人にはお勧めです。

自分の中のまだ治っていない傷を、見て見ぬフリせずに治していこうか、というお方だからでした。

身に着けるのに、ちょいと覚悟がいる方もいるかもしれません。

でも、「痛み」「苦しみ」をそのまんま放置にはしないし、これからの自分のために必要な光や希望もきちんとくれます。





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ブルーレースアゲート (和名:空色縞瑪瑙)

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ブルーレースアゲート

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宝石言葉 博愛・芸術性・長寿・富貴



天然石がはやりだして、まずこのブルーレースの流通の勢いがすごくなってびっくりしました。

今も根強い人気のブルーレースアゲート。

私は先に標本の方を見てしまい、まるで木の年輪のようにずらっと並んでいる縞模様と、空洞になっている内側に、まだ本来なら今から育っていくであろう細かい結晶を見て感動しました。

まさかその年輪を活かす形でビーズになる日がくるとは思っていませんでした。流行ってくれてよかった!

でもあまりにも大量に流通したためか、なかなかバシッとブルーが決まっている子に出会うのがだんだん難しくなってきてしまいました。

質の良いものだと、ブルーの部分がもっと濃く鮮やかに、やや紫がかった感じのブルーに。
縞模様の部分はしっかり白いものから半透明の石英までくっきりとした縞模様になっています。

ふんわりやわらかい雰囲気のブルーレースアゲートですが、危険回避のお守りに持たれていたそうです。

ぜんぜんがっちりガード!な色合いじゃない気がするのですが、しばらく持っていると、ピリピリした「危ないかもしれない」という過剰な緊張感を、丁度良いくらいにまで落ち着かせてくれます。

なので私はブルーレースアゲートは、力が入りすぎて硬直しているのをゆっくりほどいてくれるような感じがします。

下手な説明文を書いているのでもうバレバレですが、私は言葉を使って文章を書く、何か発言する、というのがとても下手です。

後になって調べてわかったのですが、ソーダライトやブルーレースアゲートは、体でいうと喉の位置にあたる石なのだそうです。

長文を書くときや、きちん相手に伝えるために話をするのは緊張します。

そういう時にリラックスさせてくれる、安定感を与えてくれるのがこの石の性格かなと思います。


イライラ・ピリピリした気持ちを落ち着かせてくれるのは、ブルーがもつ色彩心理学的な意味もあるのでしょうが、この石のやわらかい雰囲気はずっと眺めていてもかわりません。

人の手では作れない見事な縞模様は、この石が育ってきた道のりなのだなと思います。

長い長い時間をかけたこの姿を手にすると、静かな海辺でぼんやり海を見ているような感じがします。

ぼんやり、まったりしたい。そろそろこの忙しく慌しい日々に一息つきたい。そういう時、この石に呼ばれる気がします。





 

ヘソナイト/オレンジガーネット(和名:柘榴石)

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ヘソナイト

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せっかくグリーンガーネットを書いたのでヘソナイトさんも。

画像の右側のビーズのように、中にシラーっぽい感じがあるんです。

で、グリーンガーネットが熱いけど冷静さも忘れない人、なら、ヘソナイトは熱いけど愛情をもって叱る先生、という感じです。
(どんどん庶民的なイメージでの解説になっていてすみません。)



ハイクォリティになるとブラウン系の色のものもあります。シナモンストーン、と呼ばれたりするそうです。

マンガン・鉄を含んでいるのでこういう色になるそうです。

ガーネットは調べていくと、もうどこまで細かいんだ!ていうくらい名前も区分も多数存在します。

なので、私は組み合わせたい石や、ブレスとしての全体の色に合わせて使い分けています。


画像のはペルー産のインカローズと組み合わせていますが、白濁した桜色のローズクォーツとあわせてもすごく綺麗です。



プレナイト (和名:ぶどう石)

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プレナイト

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宝石言葉 健康美 真実を見抜く


思考力、判断力、直観力を高める 、不必要なエネルギーを抜く


原石のかたちがぶどうの房のようなので、和名は、ぶどう石。

でも、私はいつも、この色がぶどうだよなーと思ってます。鉱物標本のお店などでたまに原石が売っていたりしますよ。


自分にとって今必要の無いものを手放す事を教えてくれる石です。

自分自身のエネルギー面と現実面に両方おいて、整理やお掃除を手伝ってくれる石、イメージ。

心の奥深い部分に残るネガティヴなクセや不必要なものを抜き取り、さようならするのを助けてくれます。

現実的な面においても、プレナイトは自分にとって不要な物、人間関係や状況などを綺麗に清算していく助けとなってくれる石です。

プレナイトは、本当に今の自分にとって必要なものとそうでないものを見えやすくしてくれる石でもあります。

不要なものを捨てることで、自分の心の中に隙間や、余白をつくり、そこにキラキラしたものを入れよう、という感じの石です。


サファイアも真実がキーワードになる石ですが、プレナイトは真実をつきつける、という強引さがありません。

あくまでも持ち主のゆっくりと、やわらかさのあるペースで、徐々にわかっていけばいいよ、という感じなので、
サファイアよりは一緒に居やすい石かも。

不要なものを捨てるのも、こう、年末の大掃除で一気に片付けないと!みたいな雰囲気じゃないんです。

親が「あんたの部屋、掃除しといたから!」て言って、要るものまで捨てられた~な感じにはなりません。
(ひどい例だなぁ。)

どうするー?要る?と、考えて選別する時間をちゃんとくれますし、その選別する作業そのものが大事なことも教えてくれます。

プレナイトは白っぽい透明感のあるライトグリーンもありますが、生成されていく中でエピドート( 緑簾石)が含まれているものもあります。

画像のブレスに使っているボタンカットのプレナイトは、エピドートが少しですが入っているタイプです。

エピドートなしだと、ちょっと明るめのグリーンフローライトに見た目が似ていたりします。


ピンクオパール(和名:蛋白石)

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ピンクオパール

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オパールには2種類あります。

虹色に光る遊色効果のあるもの。そしてこのピンクオパールのように遊色効果のないもの。
どちらにしても水分率がとても高い石なので、乾燥しすぎるとヒビなどができやすいです。

ピンクオパールは「キューピッドストーン」とも呼ばれ、古来より愛を叶える石として大切にされてきました。
なのでよく恋愛運に良い、と言われていることが多いです。

でもそれにはピンク色が持っている意味が多分にあると思います。

人に優しくなりたい気持ちにさせる。
愛、幸福感、やすらぎ、あたたかさ、かわいらしさ。
色彩学をちょっとやると必ずそういうキーワードが出てくる色です。

理屈も理論もなく。
可愛い、と感じるピンク色に、オパールはさらに「やさしさをシェアしたい」気持ちにさせてくれます。

水分率の高いオパールは、ある意味「石っぽいけどゼリー」なんです。
なので、腕につけてると皮膚の油分とかですごいいい感じにツ
ヤが出て、色も濃くなってきたりします。

ペリドット (和名 橄欖石(かんらんせき))

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ペリドット
和名 橄欖石(かんらんせき)

宝石言葉
運命の絆、信じる心、平和、安心、恐怖心の除去、自己実現、歓喜

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古代エジプトでは、国家の象徴である「太陽の石」として崇められた石です。

隕石に近い石質であるというのも有名です。

(個人的にはモルダバイトに似てるな~と勝手に思っています)


石に入った光が2重の光となって出て行く複屈折という特徴を持つ石質のため、夜も昼も発色に殆ど差がありません。
むしろ、夜の方がいきいきと鮮やかな色に見えます。
そのためか、「夜のダイヤモンド」「イブニング・エメラルド」 と呼ばれています。

他の緑色の石と並べると、極端に明るく、かつ黄緑や黄色に近い蛍光色のような鮮やかさがあります。

内面で隠れている・闇で覆われているところから、光が湧き出して自分を包み込み、輝かせる。
そしてその輝きに人が魅せられて、人との深いコミュニケーションを築く。
そんなイメージの輝きと色をもつのがペリドットです。

癒しというよりは、自分が自覚できてなかった力を露見させ、増幅させていく感じです。
自分自身の内側から湧き上がる力で問題や課題を解決していく、エンパワメントに近い雰囲気があります。

夫婦和合の石、とされるのも、長く一緒に生活することで見落としがちになった相手の良さに、
再び光を当てる感じなのがペリドットの輝きと明るさだからだと思います。

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